看護師がミスをした時の対処法

看護師は人の命を預かる仕事であるため、ミスは許されない。ただ、人が行うことに絶対はなく、どれだけ気をつけて仕事をしていても、ミスをする可能性はある。
よく起こりうるのが、患者の転倒やベッドからの転落、投薬ミスだ。患者の健康状態に影響するような失敗をすると、看護師としての自信を失うほど落ち込んでしまうかもしれない。
もちろんミスは褒められたものではないが、いくら後悔しても、失敗を無かったことにするのは不可能だ。ミスをした後に、どのように対処できるかが重要になる。

まず、自分に非が無いと思っていても、言い訳で逃れようとする行為は避けなければならない。
例えば薬を渡したものの、患者が服用を忘れていれば、それは看護師のミスになる。きちんと薬を服用するまで見届けるのが看護師の業務であり、ここで「自分は薬を渡した」と訴えても通用しない。患者が薬を飲み込むことを確認していなければ、素直に自分のミスを認める必要があるのだ。
また、何かしらミスをした時は、同じ間違いを繰り返さないようにしなければならない。ミスを何度も繰り返すと、患者や同僚からの信頼も失う。どのような原因でミスをしてしまったのか、ミスを起こさないようにするためにはどう改善していくべきかを自分で分析しておくことが大切だ。
原因と改善策が明確になれば、仕事への取り組み方も変わってくる。失敗を引きずるのではなく糧にすることで、看護師としてさらにレベルアップできるだろう。

ミスをした時の対処法だけでなく、そもそものミスをできるだけ取り除くためのコツがこちらのWebサイトで紹介されているので、気になる人は読んでみるといい。